実際のところは現在も"ミリオンサンズ"等とはパイプがあり、そちらからの指示や意向も受けて動く戦闘エージェント。
「何処かの副官(ネーム・オブ・ローズ)」のように日本支部の動向を観察しつつ、遊撃手的に臨機応変に対応することを許可されているとか。
必要とあらば何処までも残酷になれる…とは本人の談。ただしふざけた軽薄外人の顔も半分は本物。
少なくともチルドレン含む子供らには真っ当な生活を送ってほしいし、イリーガルにはそれ以上こっち側(非日常)に踏み込んで来るなと願う。
また、民間人に手出しされた場合は容赦が無くなる。

有する遺産はコルトSAAに酷似した外装を有する「楽園の西(Wild Waste West)」。
絶対命中を強要するガンマンの夢と妄執、西部劇の幻影なるもの。
……等というものの実態は（少なくとも日本支部には）よくわかっていない。

生まれは米国加州某所。
生家の農場は複数世帯による共同経営で、実家はその経営家系の一つ。農場の主要ジャンルは牛と野菜。
真っ当に学校を出て、真っ当に州警に職を得て、いずれは真っ当に他の家系の彼女と結婚して経営に加わる。そのはずだった。
十数年前の日常勤務の途中で、実家の農場に手負いの強盗が押し入ったと聞き、血相を変えて駆け付けた結果、
その犯人が死を経て覚醒した化け物(ジャーム)で、訳の分からない終末思想(SoG)に引っ張られた破れかぶれのテロリストだったのが運の尽き。
その後は背景の通り。

妻子ともにオーヴァード。
その内娘は先天的覚醒。厳密にはチルドレンで無いものの、カリフォルニア支部で一定の教練を受けているとか。
ウィリアム当人が何らかの事情で死亡、ないし再起不能に陥った場合、「楽園の西」の所有権は娘に移るだろうとのこと。