人物

感情の起伏が大人しめの少女。共感能力に乏しい。が、怒りや殺意といった感情は理解しやすいらしく、他人のそういった感情の発露には反応を返すことが多い。
ボーっとするのと日向ぼっこが好きで、日中はよく屋上や中庭などで寝ている姿が発見されている。

"nowhere"

少女のレネゲイドは自身の気配を殺すことに特化している。
目の前にいるのにどこにいるか分からない。そこにいるのにどこにもいない──感知不可の攻撃は攻撃されたと気付くことすら困難だ。

実験体

レネゲイドの拡散から数年。誰かが言った。この力は世界を滅ぼし得ると。
また誰かが言った。滅びを回避するためのプランが必要だと。
また誰かが言った。ならば世界の滅びに対するカウンターを用意しようと。


レネゲイドに犯された子ども達の屍の上に、全ての感情に封をして。
そうして作った武器が少女だ。敵が何であろうと殺すための武器。その名を絶対殺人武器白。

日常

殺人武器として完成された少女だが、武器としての用途を果たす日々はそう長くは続かなかった。
彼女達の任が解かれ、とある支部に放り込まれ──”普通”の人たちと”普通”に生活する日々が襲ってきたのだ。
そんな困惑する少女を救ったのが”導きの灯”だ。UGNの人間ではないフリーランスの彼は、しかし異常に染まりきった少女に日常を教えた。教えてくれた。
乏しいながらも少女が感情を発することができるようになったのは、偏に彼の努力の賜物だ。

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