容姿・経歴・その他メモ

大阪のとある指定暴力団、そこに最凶の鉄砲玉が居た。
「夢浮橋」と呼ばれた齢10にも満たないその少女は、体外的には若頭の一人娘として扱われ、極道の礼節を習熟した大和撫子に見えた。
しかしその実、オーヴァードとしての力に目をつけた若頭にその力を利用され、その容姿と肩書で敵性組織の奥深くまで潜入したのち暴れ回り、全てを亡き者にする最悪の凶器だったのだ。
幸か不幸か、その計画の一端として、礼儀作法などの教育を受けさせられた一環で他者との絆を保っていたためにジャーム化はしなかったものの、幼い頃から歪んだ教育と殺戮とを繰り返してきたその人格はまさに歪みきっていた。
後にその暴力団が解体されUGNに保護された際も、レネゲイドの制御こそ経験則でこなしていたものの人格の不安定さはどうしようもなく、ジャーム化は時間の問題と思えた。
そこでUGN日本支部長・霧谷雄吾は彼女を学園島へ送る事を決める。 普通のチルドレンと異なり戦闘能力とレネゲイド制御はある程度こなせているため、平穏な日常生活を経験させる事こそが彼女に必要な事だと考えられたためだ。
その目論見は見事成功し、彼女は(多少礼節を重んじすぎるきらいこそあるものの)一般的な価値観を身につけるに至り、本島のUGNに復帰する事が叶ったのだった。

通常のチルドレンと異なり、UGNからは無茶な教育などはほぼ受けていないためUGNには強い恩義を感じており、忠誠心は高い。
出身地の影響で関西弁しか用いれず、そのため他地方での潜入には不向きとされているが、実際のところ日常への適応力は高いため潜入任務にもあまり問題はない。多少委員長気質すぎるのが玉に瑕。

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