テーマは「衝動のコントロールによるレネゲイド制御」。
レネゲイドによってもたらされる“衝動(アージ)”を意識的にコントロールすることで、より効率的なRC技術を求めた。
ここでいうコントロールは衝動に身を任せること、衝動を抑えつけることの両方を意味している。
最近では「プラン：ネクスト・ドールズ」の個体の調整にも関わっている。

眼鏡をかけた金髪の若い男で、誰に対しても軟派な態度を崩さない。
普段はマネージャー業務もこなしている。
その正体はネフィラが《主人への忠誠》で作成した従者。

ネフィラが設立したFHチルドレンのアイドル候補生ユニット。
メンバーは、リーダーでまとめ役なザクロ、クールでマイペースなティア、元気で努力家なジャムの3人で構成されている。
チルドレンとしてもアイドルとしても実力はまだまだだが、ネフィラが今もっとも力を注いでいるユニット。
近々、デビュー予定。

“プランナー”都築京香は親レネゲイドビーイング派ではある。
しかし、同時にウロボロス嫌いもFH内では有名であった。
そこに救いの手が差し伸べられた。
それがFH日本支部戦闘部隊長“マスターレイス”日下部仁であった。
ネフィラは彼に協力することで日本の――FH内での――生存を許され、研究者としての立場を得た。

彼女は常に結果を出し続けなければ生存できない。
ただ、生きる目的はかつての主を蘇らせるためだけなのだが。

ネフィラは衝動(アージ)に縋っている。
レネゲイドそのものである彼女にとって、レネゲイドがもたらす感情とは他者の意志と言って差し支えないからだ。
では、その他者とはいったい誰の事なのだろうか。

その答えを彼女は妄信(しって)ている。